「上の子を優先」という呪い。振り回されない付き合い方と心の処方箋

始めに

年の差の有無に限らず、兄弟(姉妹)のいる家なら一度はぶつかる「上の子優先」という言葉。

私は、保健師さんや周りの人に何度も言われた「上の子をいっぱい構ってあげてね」。

それは育児の教科書を開けば必ず書いてある「正解」です。

でも、その正解をなぞろうとするたびに、私の心には黒くて重い石が積み重なっていくようでした。

それはもはやアドバイスではなく、私を縛り付ける「呪い」になっていたのです。

きっと誰しもがこの言葉を受けて、うまく上の子に関わりたいと感じているかと思います。

そんな気持ちをみんな誰しも持っているのに、敢えて言われるこの言葉。

この言葉に振り回されてしまい、自分の育児を見失いかけた経験とその結果どうしたかをまとめてみました。

呪いの正体、理想と現実の板挟み

日々の生活に加え、上の子の習い事、発表会、学校行事など…

様々な場面で「上の子優先」という言葉が頭によぎりました。

節目の行事であれば下の子は参加出来るものなのか?

参加出来ないのなら、誰にどの程度預けるのか?

下の子参加が可能であっても、上の子に集中できるスケジュールにするためにどうスケジュールを組むべきか?

可能な限りママを独占させてあげたいけれど、これを現実するため常に頭を働かせました。

その結果、上の子を優先するために下の子をあちこちに預けたり、無理なスケジュールで連れ回したりすることも…

ただでさえ、普段の生活上でも上の子優先にしなければ、と意識していました。

下の子が泣いていても上の子が求めてきたら、優先して話を聞いてあげたり抱っこをしたり。

上の子が「やってあげて」と言うまで、泣かせることにたいして「本当にこれが正解なのか?」という疑問がつきまとっていました。

それでも上の子の赤ちゃん返りは続くので、そもそも上の子優先の仕方が違うのか?とネットでひたすら検索し、結果落ち込むことも。

この呪いの言葉を守ろうとすればするほど、下の子への罪悪感と、自分の体力の限界がすり減っていくのを徐々に感じ始めました。

病院では、患者さんの状態に合わせて優先順位をつける「トリアージ」ができるのに…

なぜ家では、泣いている下の子を前に「これでいいの?」と決められずにいるのか。

今の自分の決断は、「どっちも中途半端じゃないか」と自分を責めて笑えなくなっていました。

呪いを解くために。私が出した答え

まず、この呪いについて考えました。

「ママ、あんまり家では笑わないね」と上の子に言われたことがきっかけです。

私は今、楽しい育児をしているのか?と、もし笑えていないのであれば原因はなんだろう?と振り返ることにしました。

そして教科書通りの「上の子優先」を実現するために、やらされている育児になっていたのではないかと気が付きました。

心が納得出来ていないところまで、正しさを求めて実施していたことが、私自身を追い詰めていたのではないかと。

ここまで答えが出てからは行動と考え方を改めました。

今日は上の子、明日は下の子、今は自分の休憩!と、固定しない勇気をもつ。→その日によって優先順位は変えても良い!

いつも上の子を優先するために、色々なことを我慢させたりするのではなく「今は(息子)くんの日(時間)ね。次は(娘)ちゃんの番だよ。」など。

家族なんだから、お互い様の精神で、譲り合ったりするものと受け入れる。→「二人同時に我慢すること」があってもいい!

我慢をしているのは娘だけではないと割り切る。
下の子が生まれて、上の子は確かに自分中心の時間は減ったかもしれないけれど、下の子はそもそも独占してもらえる時間が少ないのが事実。

お互い様だということを娘にも伝えていく。

下の子を預けて上の子の行事に行くのは、上の子を大切にしている証拠。下の子も、外の世界で可愛がられるチャンスだと捉え直す。→「預けること」は悪じゃない!

「いつでも子供たちが笑っていられる時間にする」という理想は捨てて自分自身も、娘も息子も笑っていられる時間があることが幸せだと捉え直し、自分の心を楽にすることにしたのです。

まとめ:言葉に囚われず、目の前の笑顔を信じて

正解の育児を耳にする機会が増え、私たちは知らず知らずに自分たちを苦しめていることがあるように感じます。

でも私たちの正解の生活スタイルを提示されたとしても、個人差があり、適正な生活リズムがあるのも事実です。

だったら育児も個別性があって良いと思うのです。

看護の世界でも「個別性のあるケア」を求められるように、育児にもそれが活かされても良いはずですよね。

  • 「年の差育児」というワードや、育児書のセオリーに自分を当てはめなくて大丈夫。
  • 保健指導の言葉は「ヒント」であって「絶対のルール」じゃない。
  • 一番大切なのは、お母さんが「呪い」から解き放たれて、笑っていること。

私はこのように考えを変えたことで、自分自身も楽になり、子供たちと心から笑っていられる時間も増えました!

この記事を読んだ人たちも、きっと真面目で正解を探そうとしたママたちに違いありません。

子どものために自分を変えようとするなんて、それだけで子供のことをとても大切に思っているママですよね。

どうかそんなママ達が心から笑えるよう、呪いを解いて自分らしく楽しめる育児を探してほしいと思います。

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